畑村洋太郎先生は【失敗学】について研究されている方です。
松雪泰子さんが主演のドラマミスジコチョーでは畑村洋太郎先生の失敗学がテーマとなっています。
失敗はしたくないので失敗学ってどんな内容なのか気になりますよね?
そこで今回は畑村洋太郎先生にプロフィールや先生が研究されている失敗学についてご紹介していきます♪
Contents
ミスジコチョー【失敗学】監修の畑中洋太郎プロフィール!
プロフィール
ETV特集「除染のゆくえ~畑村洋太郎と飯舘村の人々~」11/1/2014#畑村洋太郎 一年前 2013/9/30 規制委員会・意見交換会https://t.co/F8HVEHF3ws
— .秋 (@yzjps) November 1, 2014
【畑村洋太郎先生のプロフィール】
●本名:畑村洋太郎(はたむらようたろう)
●生年月日:1941年1月8日
●出身:東京都
●職業:日本の工学者、東京大学名誉教授
東京大学名誉教授などもされており、とても偉い先生です!
また本の出版も多くされています。
下で「失敗学」について本の内容と一緒にご紹介していますので、読んでみてくださいね!
出身大学は?
畑村洋太郎先生は1959年に東京都立戸山高等学校を卒業されています。
戸山高等学校は偏差値72でスーパーサイエンスハイスクールですので、畑村洋太郎先生もバリバリの理系だったということがわかります。
その後は東京大学工学部機械工学科卒、1966年同大学院機械工学科修士課程修了、株式会社日立製作所に入社されました。
そして東京大学大学院工学系研究教授を経て2001年退官されています。
現在は失敗学会の理事長などをされながら、失敗学の他にもナノ・マイクロ加工学,生産加工学,医学支援工学研究などをされているのです。
ミスジコチョー【畑中洋太郎監修】失敗学はどんな学問なの?
失敗学とはどんな学問なのか?
失敗学とは失敗を悪いものとするのではなく、失敗を今後に生かしていこうという前向きな発想です。
人は上手く行く方法をつい探してしまいますよね?
でも創造して進歩していくためには、失敗をしっかりと見つめて、何かを掴んでいかなければいけなと畑村洋太郎先生は言っています。
また日本ならではの「恥」にも2種類あるということです。
一つは人と違うことをしてしまうことに対する「恥」で、これは日本人ならではものでしかもあまり好ましくないものになります。
もう一つは自分の志に反したことをしてしまったことへの「恥」で、こちらは高い目標を持つがゆえのものです。
今後はこのような心意気を持つことが必要と畑村洋太郎先生は言っています。
以上については「社長のための失敗学」に書かれています。
この本を読んだ方たちの感想では、
「会社の経営だけでなく、自分や自分を含む家族の生き方にも、『失敗学』を応用することができると思う。
真似ばかりしていると、真に創造的なものを産み出すことはできず、結果として閉塞状況に陥ってしまう。」「 世の中成功の話はあっても、その何倍もあるはずの失敗は表に出てこず、しかしそれが成功のために重要な要素であることが大きい。」
「失敗した時こそ、自分のやり方を省みて変えていくためのチャンスでもある。」
(引用:読書メーター)
個人レベルの失敗学はあるのか?
大企業や国会レベルの大きな失敗も大切ですが、やはり個人レベルの小さな失敗も気になりますよね?
畑村洋太郎先生は個人レベルでの失敗についても書いています。
個人の日々の仕事や家庭内などの失敗はどのように捉えていったらよいのでしょうか?
「図解使える失敗学」という本で、個人の失敗との関わりについて書いてありました。
目次を見てみると、それだけで納得してしまいます!
【図解使える失敗学の目次】
●失敗に負けない人になる(失敗からの回復)
●失敗を分析できる人になる(失敗の基礎学)
●失敗を創造に変える人になる(失敗から創造へ)
●失敗を活かせるリーダーになる(失敗学応用編)
でも失敗するとものすごく落ち込んでしまうことも事実です。
そのような時の対処方法もこの本には書かれています。
【失敗したときの対処方法】
①逃げる
②他人のせいにする
③おいしいものを食べる
④お酒を飲む
⑤眠る
⑥気晴らしをする
⑦愚痴を言う
(引用:「図解使える失敗学」より)
畑村洋太郎先生は失敗から自ら命を落としてしまうようなケースも知っています。
失敗はとても辛いものなので、一人で抱え込んでしまうと苦しいです。
そうならないために思いっ切り気分転換が必要ということでした。
個人レベルの失敗については「図解 使える失敗学」に書かれています。
この本を読んだ方たちの感想では、
「要はイメトレが大切ってこと。ところどころ、ん?って思う箇所が何個かあった。わかりやすいのだけど、この本の内容も過信すべきではないということ。」
「失敗をしてしまった時にどのように回復するべきかについて詳しく書かれている。失敗を活かせるような人になりたい。」
「仕事で失敗したときに読むと少し楽になれると思う。特に良かったのは失敗した後、自分を追い詰めないためにはどう対処すればいいかについて。「被害最小の原理」の考え方は好き。
あと、失敗したら、失敗を認めたうえで鈍感になることも大事。」
(引用:読書メーター)
ミスジコチョー【失敗学】と【危険学】の違いは?
失敗には学ぶべきことが多くあります。
でも人の命に関わることは失敗してからでは遅いです。
そのために畑村洋太郎先生は「失敗=事故」が起こる前に、それを予測することができないかを考えました。
危険学とは『どこにどんな危険があるかを事前に知って行動するため』のもの。
それが2007年4月に設立された「危険学プロジェクト」で、NHKでも放送されています。
これは日常の様々な現場で起こりうる事件を想定し、それを社会全体で共有していくことです。
これは子供達の日常生活にも当てはまるので、子供達にも「危険学プロジェクト」を畑村洋太郎先生は提案しています。
現在は何が起こるか分からないくらい変化の激しい時代です。
畑村洋太郎先生の「危険学プロジェクト」から少しでも危険が回避され、事故や事件が減っていくことを願います!
以上については「危険学のすすめ」に書かれています。
この本を読んだ方たちの感想では、「物事にはリスクと背中合わせである」
「興味深い。在り得る事故は必ず起こる。予測し難い事故は惨事になる。手動作業も急には止められない。ハインリッヒの法則。リスクはゼロにはできない。正しい手順だけのマニュアル化ではなく、各人がリスク感性を磨き、リスク回避の規範や文化を築こう。なお、責任追求よりも原因究明が事故防止には重要。」
「この本では世間を騒がせたある有名な事件の原因を追究しています。その追求方法もちょっと特殊なところに注目。多分今後の日本でもこのようなプロジェクトっておのずと必要になると思います。」
(引用:読書メーター)
さいごに
畑村洋太郎先生の失敗学や危険学がもっと認知されて、個人レベルから社会レベルまで浸透していくといいですね!
そうして安全な社会に少しでも近づいて行って欲しいです。
そのためにはやはり一人一人が考えて行動していくことが大切だと思いました(^_-)-☆
