「牡丹灯籠」は元々は中国のお話が日本に伝わってきたものです。
また「お札はがし」というお露と新三郎の悲恋がとても有名な部分ですが、本当の主人公は黒川孝助で、彼の父親の敵討ちが主題なのです。
それでは【怪談牡丹燈籠】落語のあらすじについてご紹介していきます♪
Contents
令和元年版【怪談牡丹燈籠】原作のあらすじネタバレ
明日発売のウイークリーステラは関係図。
少し先だけど、10月16日発売のステラ10/25号に対談他が載るみたい?です。毎号要チェック。楽しみ。
〈令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear〉お国役・尾野真千子×宮辺源次郎役・柄本 佑 対談/脚本&演出・源 孝志 インタビューhttps://t.co/NKjwrhCq1T pic.twitter.com/CIcNTa1bO5— ちゃいぶ (@CChive) October 1, 2019
それでは【怪談牡丹燈籠】のあらすじについてです。
分かりやすいように令和元年版【怪談牡丹燈籠】のキャストでご紹介していきます!
孝助傳!全ての始まり?
黒川孝助(若葉竜也)の父親・黒川孝藏は、彼が子供の頃に何者かに命を奪われ、母親は何処かへ行ってしまいました。
その仇討ちを遂げようと、現在は飯島平左衛門(高嶋政宏)の屋敷で奉公し、剣術の腕を磨いています。
飯島平左衛門は20年前の若い頃、無礼な浪人の命を奪っていました。
それが孝助の父親です。
この事件が全ての始まりでした。
その後、平左衛門は結婚し一人娘のお露が生まれます。
しかし妻はすぐに亡くなり、妻の侍女だったお国(尾野真千子)が後妻となりました。
お国は甥の宮辺源次郎(柄本佑)と会ってはいけないのに会ってしまいます。
それに気付いた孝助ですが、主人の平左衛門に告げることができず、自らの手で源次郎を亡き者にしようとしました。
しかしそれは気付かれ、逆に源次郎の手下・亀蔵に狙われます。
その頃相川新五兵衞から平左衛門に、孝助とお徳(お国の娘)の結婚と養子縁組の話がありました。
お国は孝助が真実を喋るのではないかと心配でなりません。
ちょうどその時、飯島家から百両が盗まれます。
お国はこれを孝助の仕業に見せかけましたが、平左衛門が真実を証明してくれました。
次にお国と源次郎は平左衛門を釣りに連れ出して川で溺れさせて、命を奪う計画を立てます。
孝助はその話を聞いていたため、チャンスを得て源次郎の命を奪うのでした…、でもそれは平左衛門だったのです!
平左衛門は孝助の実情を知っていたため、わざとそのように仕向けたのでした。
その後お国と源次郎はお金を持って逃亡します。
お露新三郎のお札はがし
21歳の浪人・萩原新三郎(中村七之助)は美男子ですが、内気な青年でした。
ある日友人で医師の山本志丈(谷原章介)と一緒に、彼の知り合いの飯島平左衛門(高嶋政宏)の別荘へ行きます。
そこには17歳の美人・お露(上白石萌音)とその侍女・お米(戸田菜穂)が二人で暮らしていました。
一目で二人は恋に落ちてしまいます。
しかし内気な萩原はすぐにお露に会いに行くことができません。
その後お露は恋患いのため、侍女・お米もその後を追うように亡くなってしまいました。
そんなある夜、新三郎の家へお露とお米が二人でやって来て、今は無理に縁組させられそうなので谷中の三崎町に住んでいると言います。
お露に会いたくてたまらなかった新三郎は、それから毎夜お露と密かに会うようになりました。
しかしそれを不審に思った下男の伴蔵(ともぞう・段田安則)は、お露が幽霊であると見抜きます。
新三郎は真実を確かめようと谷中の三崎町へお露を訪ねて行きますが、お露の住まいは見当たりません。
しかし牡丹の花と灯籠が置いてある、お露とお米の二人のお墓を見つけました。
新三郎は易者の白翁堂勇斎に、間もなく命を落としてしまうと言われます。
そこでお露のお墓のある新幡随院の和尚に相談すると、家の窓にお札を貼り付け如来像を常に持つよう言われました。
その夜、お露とお米がやって来ますが新三郎の家へ入れません。
すると伴蔵と妻・お峰(犬山イヌコ)がお金欲しさに、百両くれればお札を剥がしてやる、と約束してしまいました。
お露は新三郎と無事会うことができますが、新三郎の命を奪うのです。
関口屋
新三郎の下男・伴蔵とお峰は、幽霊が新三郎の命を奪ったと嘘の噂を流します。
そして新三郎の屋敷を離れ、伴蔵の故郷である日光街道・栗橋で新たに荒物屋「関口屋」を始めて商売繁盛します。
すると伴蔵が小料理屋の女性(実はお国)と会うようになりました。
このことがお峰にばれて、お峰は新三郎を裏切った話をバラす、と言って夫婦喧嘩となります。
そしてある夜夫婦でお祭り見物に行き、そこで伴蔵はお峰の命を奪ってしまいました。
そのお峰が幽霊となり伴蔵の使用人に取り憑いて、伴蔵の悪事を暴露し始めます。
困った伴蔵は医者の山本志丈(谷原章介)に相談。
するとすべてを知っている山本志丈は、伴蔵と共に江戸へ行き隠しておいた如来像を取りに行きます。
しかし伴蔵は如来像を独り占めしたくて、山本志丈の命を奪おうとします…、がそこで役人に捕まってしまいました。
孝助傳のラスト!
孝助はお国と源次郎の行方を探していました。
新幡随院の和尚のアドバイスで白翁堂勇齋の元へ行くと、なんとかつて失踪した母親・おりえと出会います。
実はお国は、孝助の母親・おりえの再縁相手の子供でした。
しかしおりえはお国と源次郎を逃がしてしまい、その後悔から自らも命を落とします。
孝助は粘り強く二人を追い、遂にはその命を奪うのでした。
令和元年版【怪談牡丹燈籠】ドラマの最終回結末は?
ドラマの結末も落語原作と同じになると思います!
公式サイトでも次のように書かれていました。
原作は、お露の父・平左衛門とその忠臣・孝助、お家乗っ取りを企む希代の悪女・お国と、その間男・源次郎、強欲な町人夫婦・伴蔵とお峰…。男女の色と欲が生々しく交錯するドロドロの人間ドラマであり、20年にもわたる壮大な敵討ち、因果応報の物語になっています。
(引用:公式サイト)
最後はお国と源次郎vs孝助となり、孝助の勝利となりますね!
孝助以外のキャストはほとんどいなくなってしまうという、寂しい物語でもあります。
でも孝助はお徳と共に相川家の養子となり、ハッピーエンドということですが、もしかしたら不穏が雰囲気のままで終わるかもしれません。
そこも見所です♪
令和元年版【怪談牡丹燈籠】感想は?みんなの声も!
私の感想です!
>令和元年版 #怪談牡丹燈籠 Beauty & Fear」の試写会が本日10月1日、東京・NHK放送センターで行われ、キャストの尾野真千子、柄本佑、若葉竜也、上白石萌音、監督・脚本の源孝志ら
上白石萌音
>お露を演じるにあたり、歌舞伎版で同役を演じた七之助に助言を求
《2019年10月01日配信,映画ナタリー》 https://t.co/kdyVeout9x— 中村屋兄弟(非公式) (@Nakamuraya_97b) October 1, 2019
怪談話はあまり好きではないので、恐る恐る【怪談牡丹燈籠】のあらすじを書いてみました!
わかったことはNHKでも言われているように、幽霊よりも生きている人間のほうが怖い、ということです。
幽霊の望みってだいたい一つですよね?
でも生きている人間は、自分の欲望のためならなんでもやってしまいます。
お国や伴蔵のように。
ということで【怪談牡丹燈籠】は本当に人間味溢れる物語だと思いました(^o^)
でもやっぱり美しい幽霊のお露の姿もいいですね!
みんなの声も!
飯島平左衛門(高嶋政宏)は、初めから孝助が昔命を奪った浪人の息子だと知って、剣術を教えていたのですね!
飯島平左衛門はとてもいい人だと思いました。
「怪談牡丹燈籠、仇討ちパートの主人公が「父親の仇を討つために剣を習おうと武家奉公に来た青年(忠犬)」と「己がその仇だと明かさずいつか殺されてやろうと青年に剣の稽古をつける武士(ベタ甘)」の主従だって知ってます? 落語だから口語調だし青空文庫だと現代仮名遣いだから読みやすいよ」
(引用:ツイッター)
もちろんこのドラマを楽しみにしている声も多くありましたよ!
「BSプレマップで怪談牡丹燈籠。ワクワクしちゃう。」
「これ 尾野真千子 ってだけでかなり期待してるのだけど、語りが 神田松之丞 で音楽が 阿部海太郎 くんだなんて…眩暈が…😵」
「観なきゃ。録画録画! プレミアムドラマ 令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear – NHK」
(引用:ツイッター)
牡丹燈籠はお露の実家・飯島家と新三郎の実家・萩原家が舞台です。
どちらも没落した家という設定になっています。
同じような境遇の二人だったから惹かれ合ったのかもしれません。
「本書は明治17年に人形町の寄席末廣亭で披露された『牡丹灯篭』を速記にてまとめた本であり、実際に三遊亭圓朝が語った言葉がそのまま綴られている。
飯島家、萩原家と二箇所を舞台にして同時平行的に話が進んでいき、特に目立たなかった人物を起点として登場人物たちが絡み合っていき、、、とにかく構成力に舌を巻いた。
セリフの裏にある人々の感情をどのように解釈し、演じるのか。寄席に足を運びたくなる作品であった。」
(引用:読書メーター)
怪談話ですが、それ以外の話もとても面白くなっています!
「怪談を名乗ってはいるけれど、怪談要素はむしろ薄くて練り上げられたストーリーが面白い。あと、みんながみんな命を賭けて筋を通す様に時代を感じて美しく思える。」
(引用:読書メーター)
さいごに
タイトルに「令和元年版」と付いているので、どんなアレンジがされているのか気になります。
また尾野真千子さんがクセのある悪女を演じるというのもワクワクします。
ドラマ放送がとても楽しみです(^_-)-☆
https://kiiroihiyoko.com/16434.html