【シャーロック・ホームズ最後の挨拶】の簡単なあらすじについてのご紹介です。
シャーロックが本当に探偵を引退してしまう「最後の挨拶」も、その背景まで知るととても興味深く読むことができます。
そのことについてはみんなの声でご紹介していますので、ぜひ読んでみてください!
それではあらすじ全話ご紹介していきますね♪
>>シャーロックホームズ【恐怖の谷】簡単なあらすじネタバレ!犯人は?
Contents
【シャーロック・ホームズ最後の挨拶】簡単なあらすじ
ウィスタリア荘
ウィスタリア荘って聞いて、すぐわかる人、どのくらいいるんだろう。なんか妙な生贄が出てこなかったっけ(汗
https://t.co/z264WZGptB— 元祖人工稚脳JNZヽ( ・▽・ )ノ (@jnztw2) May 2, 2017
スコット・エクルズ氏がウィスタリア荘のガルシア氏に招待されました。
しかし翌朝ガルシア氏は命を奪われてしまいます。
実はガルシア氏の近くの屋敷に住む主人は南米の独裁者サン・ペドロの虎で、彼の命を奪おうとして逆にやられてしまいました。
独裁者の屋敷にいた女家庭教師が、ガルシア氏の内通者として働いてくれています。
赤い輪
グラナダ版も残りあと3つ。
今日のホームズは、天井から出てきたり、屋根から出てきたり、神出鬼没。「赤い輪」#シャーロックホームズ pic.twitter.com/4Xae1mKWHb
— pamie (@pamie85016809) November 12, 2017
女家主ウォレンの下宿先の男が10日間も部屋から出てこないため、ウォレン夫人は気味悪がっています。
実は若いイタリア人の夫婦が、「赤い輪」という極悪組織のトップに追われていました。
その妻が男に成りすまして部屋に身を隠していたのです。
イタリア人の夫は若い頃、何となく「赤い輪」に入ってしまい、しかしその真相を知ります。
また「赤い輪」のトップが妻のことが好きだったため、夫婦でロンドンに逃げてきたのでした。
「赤い輪」のトップは妻の下宿先にやって来ましたが、夫が「赤い輪」のトップの命を奪ったのです。
ブルースパーティントン設計書
グラナダ版ホームズ第24話「ブルース・パーティントン設計書」見終わりました。
ブルース・パーティントン型潜水艦の書類が盗まれ、その容疑をかけられた男は死んでいた…!スパイと借金の為に国家反逆罪を犯した男が犯人、というお話でした。パジェット没後の話なので今回はトゥイドルの挿絵です。 pic.twitter.com/tqqt4rR3kK
— 🎮🐰ゆいたそ🦊🎮 (@yuitaso777) April 7, 2019
ウーリッジの兵器工場に勤めるカドガン・ウェスト青年の亡骸が、彼の務める工場で保管されている秘密潜水艦の設計書と共に発見されます。
その直後に潜水艦局長が自ら命を落としました。
犯人は潜水艦局長の弟ヴァレンタイン・ウォルター大佐です。
ウォルター大佐は株取引のミスで多額の借金を抱えてしまいました。
そのため秘密潜水艦の設計書を盗んで、スパイのオーバーシュタインに売ったのです。
そのことに気づいたウェスト青年が、オーバーシュタインから設計書を取り戻そうとして命を奪われました。
潜水艦局長は弟の犯行に責任を感じて自ら命を落としたのです。
瀕死の探偵
シャーロックがスマトラ島のクーリー病のため今にも息絶えそうになります。
そこで現在は共同生活していないワトソンが呼び出されました。
シャーロックはワトソンに甥の命を奪ったカルヴァートン・スミスが、この病に詳しいので呼び出して欲しいとワトソンに依頼。
シャーロックがこの病にかかったのは、スミスが送った小箱(細工されていた!)が原因でした。
スミスはシャーロックを亡き者にしようとしていたのです。
部屋に身を隠していたワトソンが全てを証言したため、スミスは逮捕されました。
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フランシス・カーファックス姫の失踪
40歳ですが未だに美しさの残るフランシス・カーファックス姫が失踪しました。
実はカーファックス姫は、若い女性の財産を狙う悪者の宗教師に騙され、拘束されたのです。
そして老婆の亡骸と共に棺桶に入れられていたのでした。
このことに気付いたのは、カーファックス姫の昔の恋人です。
昔は荒っぽい男性だったため、それを受け入れられないカーファックス姫は彼と別れます。
今は成功者となって戻って来た恋人でしたが、純粋なカーファックス姫はやはり彼の求婚を受け入れませんでした。
悪魔の足
早川書房ラ・リヴィエール、ホームズ・トークショー「悪魔の足」キター! pic.twitter.com/5LoHhvA6qx
— 北原尚彦@『ホームズ連盟の冒険』(祥伝社 (@naohikoKITAHARA) August 24, 2018
牧師館に間借りしているモーティマー・トリゲニス氏は、別に暮らしていた兄弟の妹ブレンダの命が奪われ、同じ部屋で兄弟が苦しんでいるのを発見します。
翌日にはトリゲニス氏も自室で亡くなっていました。
犯人はトリゲニス氏です!
トリゲニス氏はトリゲニス家の財産を独り占めするために、他の兄弟の命を狙ったのでした。
モーティマー博士はブレンドの恋人でしたので、その復讐のためにトリゲニス氏の命を奪ったのです。
最後の挨拶
【今日の一冊】コナン・ドイル「ホームズ最後の挨拶」 https://t.co/lUtf3GdBjM
大晦日と第1次大戦終結100年、最後の日にちなみ。
【出演】出先拓也、柏士文、内匠靖明、呉圭崇、真一涼、尼子真理、中澤まさとも #ホームズ #コナン・ドイルhttps://t.co/qWMAwM4Bbd— きくドラ~ラジオドラマで聴く名作文学 (@kikudora_bungak) December 30, 2018
第一次世界大戦直前のイギリスが舞台です。
ドイツのスパイ、フォン・ボルクは手下のアルタモントが手に入れたイギリス海軍の暗号簿に500ポンドの報酬を払う予定でした。
しかしアルタモントはイギリス首相に依頼されて、スパイ捜査をしていたシャーロックだったのです。
こうしてドイツのスパイ・ボルクは逮捕されました。
しかし世界は戦争へ突入していくのです。

【シャーロック・ホームズ最後の挨拶】感想!
この短編集では犯人が罪人に思われなくて、むしろ正統に思えてしまうお話が多かったです。
「赤い輪」では極悪組織のトップの命を奪った夫は、とてもあっぱれですよね。
愛する妻も無事守れて良かったです!
「悪魔の足」では恋人の命を奪われた博士が、その復讐のために犯人である恋人の兄の命を奪っています。
これも犯罪ですが、博士の行動にはとても共感してしまいました。
シャーロックもそう思ったから警察には言わなかったようです。
他に気になったのは「フランシス・カーファックス姫の失踪」です。
まだカーファックス姫は昔の恋人のことが好きなのに、求婚を受け入れないのが不憫で仕方がありませんでした。
昔は今の時代より思想に影響されることも多かったので、そんな話しも多くあったのかもしれませんね!
【シャーロック・ホームズ最後の挨拶】みんなの声も!
シャーロックホームズと兄マイクロフトとの関係を知ることができて良かったとの声がありました。
「女王陛下からのネクタイピンが嬉しそうなホームズが微笑ましいのと政府そのものである兄マイクロフトには弟であるホームズの顔が垣間見える「ブルース・パティントン設計書」が興味深い。」
(引用:読書メーター)
今の時代には同じような話も多くありますが、それでも楽しめてしまいます。
「「瀕死の探偵」「最後の挨拶」は、今となってはまぁありがちというかネタが割れているけど、当時に毎回このような変化を持たせていたのはスゴかったのだろう。それに、分かっていてもときどきこういうタイプの話があると楽しい。」
(引用:読書メーター)
作者のコナンドイルは戦争で多くの身内を亡くしています。
そんなことを思うと「最後の挨拶」にとても重みを感じてしまいました。
「大英帝国の最盛期(西南戦争~日露戦争、そして第一次大戦前)にホームズは活躍していたんだな。Wikiに第一次大戦中の1917年発表で戦意高揚のために執筆とあったが妻の弟、妹の夫、二人の甥が戦争で亡くなる。長男が前線で病気で亡くなるって‥‥」
(引用:読書メーター)
https://kiiroihiyoko.com/16022.html
さいごに
「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」では恋愛がらみの事件や、国同士の事件がありました。
恋愛がらみのお話はいつの時代も面白いですが、国同士の事件もスケールの大きさが感じられていいですね!
そんな日常のちょっとした事件から大きな事件までいろりろ書かれているから、シャーロックホームズのシリーズはいつまでも人気なのだと思いました(^_-)-☆