【シャーロックホームズの帰還】は実はシャーロックは生きていたという「空き家の冒険」が収録されています。
シャーロックはバリツという日本武道を体得していたため助かったということですが、バリツについてもっと知りたくなってしまいます。
しかしバリツは架空の日本武道なのでそれ以上はわからないのが残念です!!
それでは【シャーロックホームズの帰還】の全話の超簡単なあらすじについてご紹介していきますね♪
Contents
【シャーロックホームズの帰還】簡単なあらすじネタバレ!
空き家の冒険
アメリカのイラストレーター、ドア・スティールは独特のクール&ダンディなホームズを描いた。コナン・ドイルは「男前すぎる」と文句を言わなかったのだろうか😆
僕のMのコレクションは見事だな。
MY COLLECTION OF M’S IS A FINE ONE.#空き家の冒険 #ドア・スティール pic.twitter.com/2gbb0dzXNV— ストランド版 シャーロック・ホームズ (@strand_japan) September 25, 2018
ライヘンバッハの滝でモリアーティ教授と共に滝壺に落ちて亡くなったと思われたシャーロック。
しかし実は生きていてモリアーティ教授の手下もモラン大佐一人だけになったため、ワトソンと再会します。
その頃のイギリスでは、クラブでのカードゲームが趣味だった伯爵の次男ロナルド・アデアが、何者かに命を奪われました。
この犯人はモラン大佐で、彼はカードゲームのいかさまをアデア氏に見抜かれたため、アデア氏の命を奪ったのです。

ノーウッドの建築業者
青年ジョン・ヘクター・マクファーレン弁護士の元に、見知らぬ建築業者ジョナス・オールデイカーが、遺産をマクファーレン弁護士に相続したいと申し出をします。
しかしその後オールデイカー氏は屋敷が火事になり亡くなりました。
でも、それはフェイク!
オールデイカー氏は屋敷の隠し部屋に潜んでいたことがわかります。
実はオールデイカー氏は投資に失敗し借金がありそれを帳消しにしたかったこと、かつてマクファーレン弁護士の母に婚約破棄されたため恨みを晴らしたかったこと、そのために今回の事件を起こしたのでした。
踊る人形
踊る人形マグが届いた。今日はいい日だ!
こんな素敵なホームズグッズのある世界線に生きてて良かった。何を入れて飲もうかな。やっぱり紅茶かな。 pic.twitter.com/H3RsiHsTEm— ゆくのき (@yukunoki1027) April 11, 2019
ヒルトン・キュービット氏と妻エルシーの屋敷に謎の人文字が描かれるようになります。
いくつかの人文字が描かれた後、キュービット氏とエルシー夫人は何者かに命を襲われました。
実はエルシー夫人はかつて超悪人のエイブ・スレイニーの婚約者でしたが、それがイヤで逃げて来ます。
スレイニーは彼女を取り戻したくて人文字でメッセージを送っていたのです。
しかし話し合いはうまくいきませんでした。
スレイニーはキュービッド氏の命を奪い、その事実を知ったエルシー婦人。
自ら命を絶とうとしましたが、一命を取り留めたのでした。
孤独な自転車乗り
シャーロック・ホームズ物の短編「孤独な(美しき)自転車乗り」挿画と、グラナダTV版シリーズの映像化。
#自転車の日 pic.twitter.com/CQe62PoVRl— ひろし・カーミット (@misterhiropon) April 19, 2019
スミス嬢はカラザース氏の屋敷で一人娘の音楽の家庭教師をしていて、週末は自転車に乗って実家のあるロンドンに帰るのですが、いつも不審な男が後から付いてきてそのうちどこかへ消えていきます。
スミス嬢には婚約者がいたためカラザース氏から求婚されるも断り、住み込みの家庭教師も辞めることにしました。
そんなスミス嬢がある日何者かにさらわれます。
実はスミス嬢には資産家の伯父ラルフがおり、その財産を狙ってカラザース氏とウッドレー氏が彼女に近づきました。
ウッドレー氏はスミス嬢と強引に結婚するために彼女をさらいますが、スミス嬢を本当に好きになってしまったカラザース氏は彼女を守るために、その自転車の後を見守っていたのです。
プライオリ学校
プライオリ学校の寄宿舎から、ホルダーネス公爵の一人息子であるソルタイア卿が誘拐されます。
犯人はソルタイア卿の腹違いの兄ジェームズ・ワイルダーでした。
ワイルダーは少し狂気じみており、自分には相続権がないことに腹を立てていたのです。
そこで知り合いで悪党の闘鶏旅館の主人ルーベン・ヘイズと共にソルタイア卿を誘拐しました。
ホルダーネス卿は実はこの事件の全貌を知っていたのですが、かつて最も愛した女性の面影を持つワイルダーを容認してしまったのです。
ブラック・ピーター
「銛でブタを突くのも朝飯前です!探偵ですから!」
#安斎都(シャーロックホームズの帰還「ブラック・ピーター」より。) pic.twitter.com/VAf7uMYQVV
— ヘルメスの鶏 (@chicken_hermes) December 22, 2018
「ブラック・ピーター」と呼ばれていたピーター・ケアリー船長が、銛で一突きに命を奪われました。
犯人は「ブラック・ピーター」の元船員です。
ジョン・ホプリー・ネリガン青年の銀行家の父親が、銀行の株券を盗んで船で逃亡していたのですが、「ブラック・ピーター」はその銀行家から株券を奪い彼の命を奪いました。
その一部始終を見ていた元船員は「ブラック・ピーター」を脅し株券を奪おうとして、命まで奪ってしまったのです。
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犯人は二人
ロンドン一の恐喝王チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンが何者かに命を奪われました。
犯人はかつてミルヴァートンに恐喝され破滅した女性です。
その現場にはシャーロックとワトソンも隠れていました。
なぜなら二人はミルヴァートンに恐喝されていたある令嬢の依頼で、恐喝の証拠となる書類を盗みに来ていたためです。
二人はその令嬢のも含めた全ての書類を処分し、目撃した事件についても口外しなかったため、事件は迷宮入りとなりました。
六つのナポレオン
シャーロック・ホームズの冒険
六つのナポレオン(The Six Napoleons)仲睦まじいホームズとワトソン。😆
ここのカット大好き。#好きなgif #SherlockHolmes pic.twitter.com/M5EiKIiC2P— 店長/ジョー🐄 (@MIE1971HJO) August 16, 2019
ロンドンでナポレオン像が次々と壊されていき、そのうち1件では男性の亡骸も発見されます。
犯人はかつて有名な黒真珠を盗んだ男でした。
その男は黒真珠を当時働いていた店のナポレオン像に埋め込み、出所後ナポレオン像を壊して黒真珠を探していたのです。
亡くなった男性は共犯者で、仲間割れしたため命を奪われました。
三人の学生
ある大学の奨学金試験の問題用紙がカンニングされました。
犯人は3人の受験生のうち、元資産家でイケメンのギルタリストという学生でした。
用務員のバニスターがギルタリストの屋敷に仕えていたことがあり、彼に罪を償うよう説得しています。
金縁の鼻眼鏡
この椅子に足乗せてるの、「金縁の鼻眼鏡」だからホプキンスか?どうしたそんなにかっこつけて… pic.twitter.com/2OP9krM7n6
— ノーウッドのChiaki5884 (@Chiaki5884) March 3, 2019
コーラム教授の屋敷で、秘書のウィロビー・スミス青年が亡くなりました。
犯人は金縁の鼻眼鏡をかけていたコーラム教授の妻です。
コーラム教授はロシア革命運動に参加していたのですが、無実の仲間を裏切り多額のお金を手に入れます。
コーラム教授の妻は、仲間の無実を晴らすための書類を探していたのをスミス青年に見つかり、つい命を奪ってしまいました。
スリークウォーター失踪
昔々、左のスティールが描いた『スリークォーターの失踪』のイラストを元に編んだセーターです。色違いの毛糸をたくさん使ったので時間がかなりかかりました。
もう、今は編物をすると目がショボショボとなるので出来ないです。
若い頃にエネルギーを全開にして編んだ一枚です。 pic.twitter.com/TzIOwyffDt— 「ホームズの世界」サイト管理人 (@sh221_mittyon) February 17, 2017
ケンブリッジ大学の名スリークウォーター、ゴドフリー・ストーントが大事な試合の前に突然失踪しました。
彼は伯父のジェームズ卿の相続人であり、アームストロング博士にお金を払っていたことがわかっています。
実はストーント青年は下宿主の若くて美しい娘が好きになり結婚していたのです。
しかしその娘は不治の肺病にかかりストーント青年は精神不安定となります。
また伯父ジェームズ卿にこのことが知られると相続権を剥奪されてしまいます。
そこでいろいろアームストロング博士に相談していたのです。
僧坊荘園
「僧坊荘園」の屋敷でユースタス・ブラックンストール卿が何者かに命を奪われました。
美しい夫人は3人組の男が強盗に入ってしたことだと証言していますが…。
実は犯人は夫人と恋に落ちた客船の船長です。
ブラックンストール卿は夫人に暴力をふるっていたため、今回の事件を起こしたのでした。
第二の汚点
首相とヨーロッパ担当相から、あるヨーロッパの首相から極秘の私文書が届いたのですが、行方不明になってしまったので探して欲しいと依頼がありました。
容疑者と思われるルカスが自室で命を奪われているのが発見されます。
実はヨーロッパ担当相の夫人はかつての恋文(公表されたらまずい)でルカスから脅されていて、私文書と交換しようと言われていました。
交換後ルカスは何者かに命を奪われてしまいますが、ルカスが絨毯の下に私文書を隠していたのを知っていた夫人は、無事私文書を取り戻したのです。
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【シャーロックホームズの帰還】感想!
この短編集の中で一番面白いと思ったのは、シャーロックがお金に執着している点です。
「六つのナポレオン」ではナポレオン像を正式に買い取って、その中の有名な黒真珠を手に入れています。
貰える所からはちゃんと貰っていて、ぬかりない所がさすがですね!
またコナンドイルは過去の恋愛のもつれが絡んだ事件がお好きなようです。
「犯人は二人」や「僧坊荘園」はそのような内容でした。
コナンドイルもそのような恋愛をしていたのかなと思ってしまいます(^^;)
そんな人間味が随所に感じられるのがシャーロックホームズの楽しさの一つです。

【シャーロックホームズの帰還】みんなの声も!
全体的に完成度が高く、どの短編も面白いという声が多くありました。
「「犯人は二人」が可笑しい。」
「犯人は二人が最高だった〜!」
「ホームズ帰還の様子を知るとバリツの心得が欲しくなる。」
「ホームズの優しさ、人間味を感じさせる作品が多くあり、前二作よりもホッコリさせられる点が特徴。」
「ハイライトは「空き家の冒険」に尽きます。「最後の事件」が最後ではなかったというのが本当に嬉しかった! それから「踊る人形」。暗号を解読していくホームズが本当にかっこいい。 あとは「第二の汚点」がスケール大きくて好きです。話の終わり方がオシャレです。」
(引用:読書メーター)
さいごに
作者のコナンドイルはシャーロックホームズのシリーズが好きでなかったということですが、これだけ面白いものを書けるなんてやっぱり凄い人ですね!
そしてどの短編も面白いです。
でもやっぱりシャーロックホームズが復活した「空き家の冒険」が一番ワクワクしました(^_-)-☆
https://kiiroihiyoko.com/16022.html