映画『すくってごらん』が、2021年3月12日より、TOHOシネマズ日比谷ほかで、全国公開されます。
本作は、尾上松也さんが映画初主演を、百田夏菜子さんが映画初ヒロインを務めるということで話題です。
原作は、世界初の金魚すくいマンガ!とのことですが、一体どんなストーリーなのでしょうか?
そこで今回は、映画『すくってごらん』のあらすじと結末ラストについてご紹介していきます(^^♪
【すくってごらん映画】原作漫画は打ち切り?
ローソンで、すくってごらんの特典付きムビチケコンビニ券買ってきた。 pic.twitter.com/pEj5FQkc9x
— chama 新国立競技場の向こう側 (@chama55515625) January 17, 2021
原作は、日本で最も支持されるマンガ賞である「このマンガがすごい!」にもランクインした傑作マンガです。
作者は、大谷紀子先生で、漫画「すくってごらん」は、講談社より、出版されています。
原作漫画は、全3巻とやや短めであり、しかも打ち切り感のある終わり方だったんです。
ですので、読者にとってはちょっぴり物足りなかったとの口コミがありました。
映画化を期待していたファンも多く、今回の実写化は、まさにファンにとっては待望なのです。
監督を務めたのは、長編デビュー作『ボクは坊さん』で高い評価を受けた俊英・真壁幸紀さん。
原作漫画は、きれいな絵と美しい「和」の物語が魅力だと言われています。
映画では、原作の世界観を体現するために、大胆な映像表現を駆使しているのだとか。
原作でも描かれていた城下町と金魚の持つ「和の世界観」が、これまでにない斬新で華麗な新たな物語となって誕生します。
本作は、「小さな命をめぐる世界一優雅な奮闘を描く次世代コメディ」と言われているんです。
しかし、シリアスな部分もあり、その絶妙のバランスがどう映画で表現されるのか、注目が集まっていますよ(^^)
【すくってごらん映画】1巻のあらすじ
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#尾上松也 さん
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈日付が変わり、本日1月30日は
映画『#すくってごらん』で
主人公・香芝誠役を演じた
#尾上松也 さんのお誕日✨
素敵な一年になりますように❣️
お祝いはまだまだ続く…㊙️ pic.twitter.com/kLkRz37Vdr— 映画『すくってごらん』公式(2021年3月12日公開) (@sukuttegoran) January 29, 2021
香芝誠(尾上松也)は、東京にある銀行の本社から左遷されて、金魚の町・大和郡山市へ移動して来ました。
しかも、新居は王寺店長(柿澤勇人)の金魚店の真向いです。
香芝誠は王寺店長の金魚すくいを見て、その手さばきに圧倒されました。
そして、そこへやって来た美女の吉乃(百田夏菜子)に一目惚れします。
その吉乃に「そんで次は、金魚ぎょうさんすくところ見せてくださいねぇ」と言われて、金魚すくいの道に進んでいくことに。
銀行の先輩から、「現代のかぐや姫」と言われている吉乃の難題の一つに『3分間で金魚100匹すくってみぃ』というのがあると聞き、全国大会で達成することを決意します。
飲み倒れていた香芝誠は、町内の金魚すくい大会の団体戦のメンバーに引き込まれてしまいました。
メンバーは3人で、大和タケルと御所守と吉乃の祖父・彦じいだったのですが、吉乃の祖父がギックリ腰で倒れてしまったためです。
【金魚すくいのスタイル】
・大和タケル:スタートダッシュで狙っていくタイプ。たくさんの女性を可愛がるように、金魚も可愛がってたくさんとっていく。持ち時間3分のうち1分ですくい終わる。
・御所守:推定10代。
静かにそしてメトロノームのように一定リズムで金魚をとっていく。それはまるで音楽を奏でるよう。
香芝誠は、金魚すくいなんてできないので、ただ座っているだけでイイといわれてしまいます。
でも1匹だけすくえました。
香芝誠は嬉しくて、数ある金魚から自分がとった金魚をちゃんと選んで、家に持って帰ります。
順位は2位!ちなみに1位は明日香(石田ニコル)のチームでした。
ある日、吉乃と一緒に、吉乃の祖父・彦じいのお見舞いに行くことになります。
病院の中庭で、金魚すくいを楽しんでいた子供たちの前で、香芝誠と吉乃の祖父は金魚すくい対決をすることに。
【金魚すくいのスタイル】
・彦じい:金魚すくいの達人。それゆえ子供たちからも慕われている。
彦じいは、ポイの真ん中に穴を開けるというハンデがありつつも、香芝誠に圧勝します。
香芝誠は彦じいに惨敗でしたが、かえって金魚すくいへの熱意が増すのでした。
そして、彦じいから金魚すくいの全国大会のチラシをもらいます。
しかし、すでに大会は終わっていたのです。
【すくってごらん映画】2巻のあらすじ
今から楽しみだぁ😍
ポスター欲しい~#百田夏菜子#すくってごらん pic.twitter.com/5TmKF7BAAA— なり (@deko_nofu) February 3, 2021
香芝誠が大和郡山市に来て、2週間が経ちました。
ある営業先の天川硝子店で、香芝誠は10年も生きているという、とても大きくなった金魚を発見します。
この巨大な金魚は、その社長の息子が子供の頃すくった金魚で、ずっと大切に育てているのです。
奥さんは早くに亡くなって、男手で一つで息子を育ててきたのですが、息子はもうずっと家には帰ってきていません。
実は、昔小学生だった息子がとった金魚を、多忙のため落としてしまい、それ以来息子は心を閉ざしてしまったのです。
香芝誠は、この親子関係を修復しようと、親子で金魚すくいさせることを計画します。
親子で金魚すくいしながら、お父さんは息子に過去の過ちを、涙をこぼしながら謝りました。
こうして、二人のわだかまりは解けて、親子で硝子店をやるようになります。
金魚すくいの全国大会の前日、王寺店長の店で金魚すくいの模擬大会が行われました。
香芝誠は、大会には出場しませんが、明日香と一緒に練習することになります。
そして香芝誠は、明日香のすくい方に見とれるのでした。
【金魚すくいのスタイル】
・山添明日香:2~3度金魚をすくっては、ボウルの位置も戻すという、まるで何人もの子供の面倒を見る母親のよう。美しくて優しくて強さもある。
大会当日、銀行の先輩と後輩と3人で、会場へ行きます。
香芝誠は、大会のイメージキャラクター「きんとっとくん」の中の人が、熱中症で倒れてしまったので、その代役を引き受けました。
明日香の司会の元、「きんとっとくん」の香芝誠は、子供達に追われ酸欠状態になります。
そこで、金魚すくいでも、金魚が酸欠状態になるまで待つという戦略を思い付きました。
【金魚が酸欠状態になるとは?】
試合の直前、水槽のエアーポンプの作動を止めます。
すると金魚は酸欠状態となり、動きが徐々に鈍くなっていくのです。
「きんとっとくん」の香芝誠は、昨年の個人戦優勝者の斑鳩カケルと対戦することになります。
金魚が酸欠状態になるまで待っているので、じっとしたままでした。
【金魚すくいのスタイル】
・斑鳩カケル:得意戦法は、大量すくい。序盤からスピードをあげて、手を止めることなくどんどんすくっていく。ポイにかかる圧力を分散させるのが上手い。
そしてやっと、「きんとっとくん」の香芝誠は、すくい始めました。
金魚すくいは普通、逃げた金魚は追わないのですが、彼は「キミじゃなきゃダメだ」というように執拗にすくいます。
実際、「きんとっとくん」の香芝誠がすくった金魚は、傷ついたり苦しそうな金魚ばかりだったのです。
試合が終わった後、「きんとっとくん」の香芝誠は、やっと吉乃に会えます。
吉乃は、「きんとっとくん」の香芝誠に気付いてくれたんです。
香芝誠は、嬉しさと暑さのため、吉乃を抱きしめました。
そしてそのまま気を失ってしまいます。
【すくってごらん映画】3巻のあらすじ
香芝誠は、吉乃と一緒に全国大会の会場へやって来ました。
大勢の人が金魚すくいをしている光景を見て、香芝誠はとても興奮します。
そして吉乃に「香芝さんて金魚みたいやわ。きっとみんながあたなのこと好きになるの」と言われました。
香芝誠は、良くわかっていません。
なぜなら、100匹すくって吉乃に相手にしてもらうことしか考えていないから。
【試合結果】
・ごせチーム:団体戦2位(71匹)
・斑鳩タケル:個人戦優勝(44匹)
・明日香:個人戦3位(36匹)
・コータ(彦じいの弟子):小中学生の部優勝(45匹)
試合後は、みんなが集まって、香芝誠の部屋で打ち上げをしました。
香芝誠は、コータに「ベルヌーイの定理によるポイの使い方の考案」とは何か質問されます。
【ベルヌーイの定理とは?】
飛行機の胴体の上はカーブしているので、風の速度が上がり圧力が下がる。
一方、下は真っ直ぐのため、風の速度が下がり圧力が上がる。
その圧力の差で、飛行機が飛ぶという法則のこと。
香芝誠の説明に、みんなが集まってきます。
打ち上げ後みんなで、また王寺店長の店で金魚をすることに。
ふと香芝誠は、なぜ王寺店長は金魚すくいをしないのか質問します。
王寺店長は、今から12年前の16歳の時、全国大会で優勝(97匹)しますが、その後は一切大会に出場していません。
実はその翌年、王寺店長は団体戦で出場予定でした。
しかし、王寺店長があまりにも強いので仲間から裏切られ、王寺店長は試合放棄してしまったのです。
それ以来、王寺店長は金魚すくいをしなくなり、吉乃の父親に貰ったぼうしをかぶり続けています。
少年の王寺店長はハーフだったので、学校ではいじめられ、母親は夜の仕事だったので、いつも一人ぼっちでした。
そんな王寺店長を救ったのは、吉乃の父親です。
こうして王寺店長と吉乃は、きょうだいのように大きくなりました。
というわけで、香芝誠は王寺店長に、金魚すくい対決を申し込みました。
【金魚すくいのスタイル】
・王寺店長:優雅に水のようにサラサラとすくっていく。初めての金魚すくいで26匹もすくほどの天才肌。
結果は五分五分!?
でも、二人ともとても清々しい気持ちになりました。
その直後、香芝誠は本社近くの支店へ移動になります。
来年の全国大会は、もちろん出場予定です。