2021年公開映画

鳩の撃退法【結末ラスト】あらすじネタバレ!原作小説の最後は?

藤原竜也さん主演映画「鳩の撃退法」が2021年8月27日より公開されます。

鳩って何なのでしょうか?気になりますよね。

今回は、佐藤正午さんの原作小説「鳩の撃退法」の原作をもとにあらすじと鳩について紹介してきます(^^♪

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鳩の撃退法【結末ラスト】あらすじは?


主人公の津田伸一(藤原竜也)は、かつては売れっ子作家でしたが、今はドライバーをやっている地方都市に住む作家です。

当時は直木賞を二年連続受賞したくらいなのですが、現在は、恋人とも言えない女性の家に転がり込み、自堕落な生活を送っていました。

そんな津田伸一は、ひょんなことから行きつけのドーナツショップで、幸地秀吉(風間俊介)というバーのマスターと知り合います。

幸地秀吉とは、「今度会ったらピーターパンの本の続きを話そう」と約束をして別れたのですが、その後、幸地秀吉は妻や娘とともに行方不明になってしまいました。

実は幸地の妻・奈々美は妊娠していて、その子は幸地の子でなく、津田の会社のお得意だった郵便局員・晴山の子。

その晴山も行方不明に。

それから1年2か月後、津田伸一と懇意にしている老齢の古書店の店主・房州老人が亡くなり、津田伸一は形見のキャリーバッグを受け取ることになります。

キャリーバッグの中には、数冊の絵本とピーターパンの古本、それに3000万円を超える札束が入っていました。

いつもお金に困っている津田伸一は困惑していましたが、キャリーバッグの中から取り出した1万円を床屋で使ってしまいました。

しかし、その後、その1万円が偽札であったことを会社の社長から知らされることになります。

社長は、「本通り裏(裏社会)のあるひと」と言われるヤバイ組織のボス、倉田健次郎(豊川悦司)の一味が、この件には関わっていると言いました。

「この街で起きた事件には必ず倉田健次郎が1枚噛んでいるから、偽札には今後、一切関わらないように。」と津田伸一は釘を刺されます。

やがて、津田伸一は、以前出会った幸地秀吉の一家が失踪した事件やその他のさまざまな神隠しの事件に、倉田健次郎が関連していたことを知りました。

鳩の撃退法【結末ラスト】最後はどうなる?

結末ラスト


津田伸一は、事件をモチーフにした小説の執筆をはじめるのですが、彼の周辺で次々と事件が起こるため、身の危険を感じた会社の社長に解雇されてしまいます。

津田伸一は、床屋のまえだに促され、今までいた場所を出て、東京の中野ふれあいロードにあるオリビアというスナックで、バーテンダーとして働くことになりました。

そこに、倉田健次郎が姿を見せます。

偽札の話は出ませんでしたが、ピーターパンの本を探していたと話す倉田健次郎。

まえだは、津田伸一に「危険だから早く逃げたほうが良い」と警告しましたが、津田伸一は、倉田健次郎に本を渡すため、聞き込みを始めました。

津田伸一は、倉田健次郎の一味の男である大河内に、ピーターパンの本と大金が入ったコインロッカーの鍵を渡すことになります。

それから3か月後、津田伸一のもとに、NLH事務局の職員という男が訪ねてきました。

どうやら、大金は大河内経由で寄付されたようで、津田伸一は「寄付金受領証明書」と記念のバッジを渡されました。

あの大金の中に偽札が混じってなかったのか気になる津田伸一。

そんな津田伸一は、津田伸一の小説の熱狂的なファンである編集者の鳥飼なほみ(土屋太鳳)に、後押しされ、自分が経験した出来事を物語にしていきます。

幸地一家と晴山の行方は?

幸地一家と晴山の行方は、わからないまま原作小説は終わっています。

ですのでこの4人がどうなったのかはわからないままなんです。

そこで、タイトル「鳩の撃退法」から予測してみます。

鳩は恐らく、黒幕を意味しているんです。

津田はこの「鳩=黒幕」を撃退したいのでしょう。

つまり津田は正義の味方だと思います。

さらに、津田がこの事件を小説に書いている理由は、それが事件解決に繋がるから。

でも原作では、事件解決まではいかないので、映画も結末があやふやなまま終わるはずです。

偽札はどうなったのか?

偽札はどうなったのかもわかりません。

明らかに偽札という感じですが、大河内を通して寄付されて「寄付金受領証明書」まで貰いました。

偽札なのに寄付できたのか?とても疑問です。

「鳩=偽札」だとすると、津田はこの件に関しても解決したいのでしょう。

倉田が全ての事件に関わっている、ということなので倉田に質問するのが一番です。

恐らく簡単には話してくれない倉田ですが、最終的には事の真相を津田は聞き出すと思われます。

どんなやり方で聞き出すのか楽しみですね!

ひよ子
ひよ子
現実か小説がわからないけど、そこが面白いんです。

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鳩の撃退法【結末ラスト】小説の感想は?


主人公の津田伸一は小説家。

作中の出来事は、実は津田伸一が描いたものだったというメタ小説という手法で、本作は描かれています。

騒動の核心と小説が重なり、本書が紡ぎだされていく過程と事の成り行きが、同時進行で進んでいくのですが、言葉遊びが小気味良く、クスッと思わず笑ってしまうユーモアの妙に惹き込まれ、退屈することなく読み終えることができるんです!

過去と現実、さらに虚構と真実が行きつ戻りつするため、構成は込み入っているし、時間軸は前後するし、偽札や一家の失踪の謎に迫る展開もなかなか進みません。

しかし、複雑で緻密な構成で、上下巻で千ページを超える大作であるにも関わらず、読者が置いていかれるというわけでもなく、柔らかい文章で読みやすかったという、不思議な小説です。

決して入り込みやすいテーマではないのですが、随所に張り巡らせた伏線が鮮やかに回収されていくところに、作者のポテンシャルというものを感じます。

最初は一気に読み終えて、あらためて再度読み直すと、さまざまな発見がありますよ(^^)

さいごに

今回は、「鳩の撃退法」の原作小説に関する情報をお届けしました。

タイトルと内容か全くかけ離れていて、びっくりした人も多いのではないでしょうか。

題名にもある「鳩」は偽札のことも指していて、NLH事務局は、ネバーランドホームの略となります。

主人公の津田伸一が文中で言ってる以上の伏線が至る所に張りめぐされており、さらっと登場した人物が、後半でまた登場して、実は重要な鍵を握っていたという展開の繰り返しがおもしろいと言われている本作。

映画でも、原作小説のおもしろさが存分に再現されていることでしょう(^^)

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