「椿の庭(映画)」が、2021年4月9日より、公開されます。
本作は、写真界の巨匠、上田義彦さんが構想10年をかけて作り上げた人間ドラマで、監督と脚本、撮影を務めました。
椿が咲き誇る一軒家に暮らす祖母と孫娘を主人公とし、彼女たちが家を訪れる人々と交流する姿が、四季を感じさせる映像とともに描かれます。
今回は、そんな「椿の庭(映画)」のあらすじや結末ラストについてご紹介していきますね(^^♪
Contents
椿の庭【映画】原作小説はある?
【早耳情報】
今春公開『椿の庭』(2020/128分)
庭に咲く色とりどりの草花から季節の移ろいを感じ、過去に思いをはせながら日々を生きる絹子と孫娘の渚。そんなある日、絹子に一本の電話がかかってくる…。富司純子×シム・ウンギョン主演。数多くの広告写真を手がける上田義彦の初監督作品。 pic.twitter.com/0ck2aNTYYZ— 名演小劇場 (@meien_nagoya) January 16, 2021
「椿の庭(映画)」は、完全オリジナル作品であり原作小説はありません。
写真家の上田義彦さんが、15年の構想を経て完成させ、初の長編映画初監督をしています。
実は、上田義彦さんの家の近くにあった古い家が、ある日突然なくなってしまいました。
その古い家に何となく愛着を感じていた上田義彦さんは、喪失感を感じるのです。
そこで生まれたのが「椿の庭(映画)」でした。
上田義彦さんは、椿が咲き誇る庭がある家を想像したとのことです。
《上田義彦のプロフィール》
・出身:兵庫県
・学歴:ビジュアルアーツ専門学校・大阪校卒業
・妻:桐島かれん
上田義彦さんは、ユニクロや資生堂、無印良品など数多くの広告を担当しています。
東京ADC賞最高賞、ニューヨークADC賞、カンヌグラフィック銀賞など数多くの受賞もしました。
また、上田義彦さんは作家としても活動しています。
そして今回の「椿の庭(映画)」が、初の長編映画になりました。
写真家ということもあり、椿の写真集を見ているかのような美しい画像が、映画にも散りばめられています。
そして実は、この映画のシーンが写真集になっています。
春という季節を感じさせる素敵な写真ばかりですよ(^^)
椿の庭【映画】あらすじと結末ラスト予測!
あらすじ
庭の乙女椿
二輪目が咲きました pic.twitter.com/3m06GJrdA0
— haru (@towara_sora) January 27, 2021
主人公の絹子(富司純子)は、かつて夫や子供たちと暮らした一軒家に、今は孫娘の渚(シム・ウンギョン)と二人きりで住んでいます。
夫の四十九日を終えた朝、世話をしていた金魚が死んでしまい、椿の花で包み込み土に還しました。
春の日のことです。
現在、解禁されている予告編は、絹子と渚が、食卓で「いただきます」と言うシーンから始まっているんです。
海が見える昔ながらの懐かしい一軒家で、慎ましく穏やかに日々を重ねる絹子と渚。
ときには、絹子の娘・陶子(鈴木京香)がやってきて、3世代で語らいながら楽しく過ごす時間もありました。
過去の記憶に思いを馳せながら、日々を穏やかに生きる絹子のもとに一本の電話がかかってきます。
しかし、絹子の夫が亡くなった後、税理士の黄(ファン、チャン・チェン演)がやってきて、相続税対策として、絹子に家を手放すことを提案します。
絹子は、自分がこの家から離れてしまったら、
絹子にとってこの家での生活は、残り僅か。
それぞれの想いを抱えた家族には、わだかまりもありましたが、そこには深い愛情が静かにあります。
結末ラスト
まず、気になるのは「お母さん、最後に日本語で「ごめんなさい」って言ったの。だから私、ここにいるの」と渚の声が入るシーンですね。
渚は、亡きお母さんを追って、今は日本の絹子の家で一緒に生活しています。
祖母と二人で暮らす孫娘・渚にも胸の奥に秘めた複雑な想いがあるようです。
終始、穏やかに流れていくストーリーだとは思いますが、家族が腹を割ってぶつかるシーンも描かれるでしょうね。
そして、盛夏の頃、絹子は病気で倒れてしまいます。
季節は、さらに冬へ。
病気をしたことで、絹子は自分の命がもう長くないことを感じ、きっと家を手放すことでしょう。
そして絹子と渚は、新たな人生を歩んで行くことになると思います(^^)
椿の庭【映画】キャストは?
富司純子(絹子役)
かつて夫と語りあい子供たちを育てた家に、今は孫娘の渚と二人で暮らしています。
家族との愛情溢れる日々の中、幸せな人生を送ってきた、純粋なかわいらしい女性です。
《富司純子のプロフィール》
・生年月日:1945年12月1日
・出生地:日本和歌山県御坊市
・出身地:大阪府大阪市東成区
・血液型:O型
・主な出演作品:『北条時宗』『てっぱん』
2006年に、映画『フラガール』で日刊スポーツ映画大賞助演女優賞を受賞。
2010年には、連続テレビ小説『てっぱん』で主人公の祖母役を演じ、ギャラクシー賞2011年度2月月間賞を獲得しました。
シム・ウンギョン(渚役)
絹と一緒に暮らす優しい孫娘です。
しかし、どこかでずっと自分探しをしているような落ち着かない一面も持っていました。
《シム・ウンギョンのプロフィール》
・生年月日:1994年5月31日(26歳)
・出生地:江原道江陵市
・国籍:大韓民国
・身長:160.5cm
・事務所:ユマニテ
・主な出演作品:『怪しい彼女』『新聞記者』
2019年6月に、松坂桃李さんとW主演を務めた映画『新聞記者』で、第43回日本アカデミー賞優秀主演女優賞及び最優秀主演女優賞、第74回毎日映画コンクール女優主演賞、第11回TAMA映画祭最優秀新進女優賞を受賞します。
作品自体も日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得、彼女の名前は日本でも一気に有名になりました。
鈴木京香(陶子役)
絹子の娘で、渚にとっては叔母にあたります。
《鈴木京香のプロフィール》
・生年月日:1968年5月31日
・出生地:宮城県泉市
・身長:166cm
・血液型:A型
・事務所:Vanda
・主な出演作品:『セカンドバージン』『夜行観覧車』
1991年のNHKの連続テレビ小説 『君の名は』でヒロイン真知子役を演じ、一躍人気女優となりました。
コミカルな演技も得意としており、脚本家、三谷幸喜さんの常連出演者でもあります。
キャリアウーマンから家庭的な女性、ときにはラブストーリーのヒロインや悪女を演じることもありますね!
チャン・チェン(黄・ファン役)
チャンチェン 〜〜!
ひよこの設定が謎だがとても可愛い… pic.twitter.com/TL9sRW2Ulh— ̆̈ —✈︎✨ (@mimimi_vision88) January 25, 2021
絹子に家の売却を提案する、招かれざる訪問者です。
絹子の担当税理士で、相続税対策として家を手放すことを提案しました。
《チャン・チェンのプロフィール》
・生年月日:1976年10月14日
・出身地:台湾
・主な出演作品:『グランド・マスター 』『ブレイド・マスター 』
2014年には3人の監督によるオムニバス映画『三生』で監督に初挑戦しました。
完成した作品は台北映画祭で上映されています。
田辺誠一(戸倉役)
黄と共に絹子の家を訪れる。
《田辺誠一のプロフィール》
・生年月日:1969年4月3日
・出生地:東京都
・身長:182cm
・血液型:A型
・事務所:enchanté
・主な出演作品:『刑事7人シリーズ』『3年A組-今から皆さんは、人質です-』
2002年、女優の大塚寧々さんとご結婚します。
日本とフランスの両国で公開された映画『ハッシュ!』は『キネマ旬報』の日本映画部門で2位にランクインし、田辺誠一さん自身も数多くの賞を受賞しました。
清水綋治(幸三役)
絹子の亡き夫の旧友です。
《清水綋治のプロフィール》
・生年月日:1944年2月11日
・事務所:活動屋
・主な出演作品:『信長 KING OF ZIPANGU』『ひとつ屋根の下』
実相寺昭雄作品の常連俳優であり、実相寺からはさんの著書「要文献特定詳細情報」で「巨大な才能の持ち主」と評価されています。
怪優とも呼ばれており、特撮作品の悪役も定番です。
さいごに
今回は、映画『椿の庭』に関する情報をお届けしました。
まだ、あらすじなどの詳しい情報は明らかになっていませんが、春にふさわしい美しくも心温まる作品に仕上がっていることと思います。
公開が待ち遠しいですね(^^)
