2019年4月から始まる「ストロベリーナイト・サーガ」の原作の一つに小説「インビジブルレイン」があります。
今回は「インビジブルレイン」のあらすじやタイトルの意味、感想についてまとめました♪
インビジブルレイン小説のあらすじ
【インビジブルレイン】
姫川班が捜査に加わったチンピラ事件。
ある団体同士の抗争も視野に入れて捜査が進む中、「犯人は柳井健斗」というタレ込みが入る。
ところが、上層部から奇妙な指示が下った。捜査線上に柳井の名が浮かんでも、決して追及してはならない、というのだ。
隠蔽されようとする真実。警察組織の壁に玲子はどう立ち向かうのか?
シリーズ中もっとも切なく熱い結末。
ある時小林という男が命を奪われました。
実は柳井健斗の姉は、9年前に当時交際相手だった小林に命を奪われます。
しかも父親が容疑者として疑われ、それを苦にして父親は自ら命を絶ってしまいました。
さらに警察上層部からは柳井健斗についてこれ以上捜査してはいけない、との指示が出ます。
なぜなら柳井の父親は無実であったのにも関わらず、警察側の過酷な取り調べの末自ら命を絶ったからです。
小林が真犯人だと判明すれば、警察の不祥事が明るみになってしまいます。
しかし姫川は上層部の指示を無視して捜査をしていきます。
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今夜の土曜プレミアムは、姫川玲子の活躍を。「ストロベリーナイト」(21:00~23:25)! http://t.co/Rq6N0BI6QY #ストロベリーナイト #竹内結子 #西島秀俊 #大沢たかお pic.twitter.com/mBg85TuhQY
— 映画.com (@eigacom) 2015年5月9日
柳井は小林を探すため情報屋の仕事を始め、ある団体に属する牧田に出会いました。
柳井は牧田に小林の命を奪うよう依頼します。
牧田はそれを子分の川上に依頼し、川上は伊藤に実行させました。
川上と伊藤は男同士ですが、過去に付き合っていたことがあります。
川上は牧田をある団体のトップにさせたくて、ある団体のトップの命を奪いました。
さらにこの二つの事件は柳井が実行したことにするため、柳井に強要して自ら命を絶たせました。
この事件は裏の世界での同性愛者の三角関係があります。
伊藤は川上のことを想っている、川上は牧田のことを想っている。
伊藤にとっては牧田は邪魔者でした。
だから伊藤は牧田の命を奪ってしまいます。
牧田も過去父親の会社がうまくいかず、ある団体に父親の命を奪われていました。
母親と妹もそのことが原因で自ら命を絶ったりしていたのです。
「私、貴方のこと…」「止めましょう。もう良いんです」じゃねーだろ。「駄目です。俺は諦めませんから」だろーがよw #ストロベリーナイト #インビジブルレイン pic.twitter.com/m3WJc6I5
— TIW (@tiw_23) 2013年2月4日
実は姫川は捜査の中で牧田に出会い、恋愛感情に似た気持ちを持ちます。
純粋に牧田のことが好きなのか、それともお互い暗い過去を持っているため惹かれ合うのかはわかりません。
でも姫川が牧田に心を奪われているのは事実です。
しかし牧田は最終的には命を奪われていましました。
その後柳井の事件について警察は隠していた事情を明るみにします。
その責任を取るため人事異動が行われ、姫川は池袋署へ移動、その他の主な人物も警視庁から移動になりました。

インビジブルレインのタイトルの意味は?
インビジブルレインのタイトルの意味も調べてみました!
「インビジブル(invisible)」の意味は次のようになります。
【インビジブルの意味】
●目に見えないさま
●不可視的
●表に出ない
●姿を見せない
ですのでインビジブルレインの意味は「見えない雨」や「透明な雨」という意味になります。
とにかく目には見えないもの、という意味です。
スピリチュアルな意味もあります。
また透明人間は英語で「Invisible Man」とも表現されていました。
小説の内容から考えると、姫川を始めとした登場人物の心の闇や悲しみは深いがそれを表に出すことはない、ということだと思います。
映画でも雨が象徴的に演出されていました。
雨がテーマになっているのですね(^-^)
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インビジブルレイン小説の感想は?
インビジブルレインでは恋愛がテーマとしてありました。
男同士の同性愛に姫川の恋心などです。
姫川は牧田も同じように心に闇をかかえていたから好きになったのか、それとも普通の男性にはない強さを感じたから好きになったのか?
おそらく両方だと思いますが、姫川の強さだけでなく弱さも表現されていて彼女を身近に感じてしまいました。
しかしそんな牧田が姫川の眼の前で命奪われしまいます。
また独りぼっちになってしまった彼女がとても可哀想でした(;_;)
「インビジブルレイン」はこのように恋愛テーマが中心となっているので、描写も穏やかです。
過激な描写が苦手な方には読みやすい小説ですね!
また警察の過去の過ちが明るみになったため姫川を和田課長と今泉係長などが職員が警察庁を離れてしまいます。
今後彼らは警察庁に戻ってくることができるのか、姫川班は再結成することができるのか。
とても気になります!
https://kiiroihiyoko.com/12935.html
さいごに
事件のこと以外にも姫川の恋愛模様や警察内部の問題などいろいろな要素が入っていました。
姫川には菊田とうまくいってほしいと思うのですが、菊田はいずれ別の人と結婚してしまうようなので二人はやっぱりうまくいかないのかな…。
姫川は心の闇を抱えたまま生きていかなければならない、と思うと寂しいです。
最後の最後では姫川にも普通に幸せになって欲しいと願っています(^^)