子供が2人いると下の子は上の子を必ず真似します。
我が家も1年6ヶ月差なので、下の子は兄の真似ばかりです。
仮面ライダーの変身シーンまで真似しています。
ちなみに変身シーンの真似は娘は基本に忠実で、息子はオリジナルが含まれています。
女の子のほうがやはり真面目ですね。
内容について


題名:いたずらかいじゅうビリー!
作・絵:ハッチンス
訳:いぬいゆみこ
出版社:偕成社
定価:1,200円(税抜)
ページ数:31ページ
発売日: 1993年
おすすめ度 ★★★★★
読み応え度 ★★★★
絵の可愛さ ★★★
子供熱中度 ★★★★★
怪獣のようにヘイゼルのおもちゃを奪う弟ビリー。
そんなビリーへのお姉ちゃんヘイゼルの対応にスマートさが感じられます。
怪獣のようなビリーに手を焼く大人達にも共感できる絵本です。
あらすじ
ヘイゼルはお父さんとお母さんとおじいちゃんとおばあちゃんと5人でボードゲームをしていました。
そこへ弟ビリーが「ぼくもやりたい!」と言い始めます。
まだ小さいのでゲームをメチャクチャにしてしまうばかりです。
ヘイゼルはそんなビリーを放っておいて、次の遊びを始めます。
人形の家、積み木、電車。
でもやはりすべてビリーにメチャクチャにされてしまいます。
おもちゃ箱は空っぽになりました。
ヘイゼルはその箱の中で寝るフリをしました。
するとやはりビリーも「僕も!」と箱に入って本当に寝てしまいました。
邪魔者がいなくなり、ヘイゼルは電車や線路をなおし、積み木の家も積み直し、人形の家も元通りにしました。
そしてまた家族5人でボードゲームを始めました。
私の感想です
絵は最初は可愛くないなぁ、と思いました。
でも何回も読んでいるとかえって愛着が湧いてきて可愛く思えてきます。
そしてそれぞれの登場人物が自分の家族に思えてくるから不思議です。
ヘイゼルの機転のきいた行動が素晴らしい!
こんな風にうちの子も行動してくれたらいいのですが。
でもこんなスマートな対応はしてくれず、ケンカになります。
でも最近ケンカも減ってきている気がします。
ケンカというか息子が娘をひっぱたかなくなりました。
この絵本の効果があるのかも?!
息子の反応です
「この絵本のどこが面白い?」と質問してみたら、「おもしろい」とのことでした。
きょうだいのやりとりを自分に当てはめて楽しんでいるようです。
絵については最初は「可愛くない~」と言っていました。
しかしもう何度も読んでいます。
すっかりお気に入りの絵本になりました。
子供達もこんな遊びを始めました

この絵本を読んだら、お家のレゴブロックで遊んでいました。
お家を作るのではなく、思い思いのものを作っていました。
絵本は子供の行動のキッカケを作ってくれるものなのですね。
最後に
子供は自分の行動を先読みされているような絵本も好きだとわかりました。
ヘイゼルとビリーと同じくらいの年頃に読んであげたらもっと子供達も共感したはずです。
まだお子さんががヘイゼルやビリ-と同じくらいの年齢でしたら、是非読んであげてほしい一冊です。