本と絵本

5歳児の絵本はこれがおもしろい!『えほんをよんで、ローリーポーリー』

もうすぐお正月なので「福笑い」をやってみました。
子供達には意外と好評で、変な顔になるのが楽しいらしくゲラゲラ笑っていました。
はまってしまい、二人とも何度もやっていました。
もちろんタオルで目隠しもしました。

この絵本もそんな変な顔のモンスターが出てきて子供達の食いつきがいいです。

内容について

題名:えほんをよんで、ローリーポーリー
作:リリ・シャルトラン
絵:ロジェ
訳:徳永玲子
出版社:ポプラ社
定価:1,200円(税抜)
ページ数:31ページ

おすすめ度 ★★★★
読み応え度 ★★★★
絵の可愛さ ★★★★
子供熱中度 ★★★★★

人間を脅かすことが仕事のモンスターローリーポーリー。
ある日女の子を脅かしたら、絵本を置いて逃げていきました。

ふと絵本を見たローリーポーリーはその素敵な絵に引き込まれます。
そしてその日から絵本ばかり読むようになりました。
それは他のモンスター達も巻き込んでいきました。

あらすじ

主人公のローリーポーリーはモンスターです。
歯は尖っているし、舌は青くて長いし、お昼ご飯はおおかみを食べます。

なんだか恐ろしいです。
でも絵はそんな恐ろしさとは裏腹に、愛嬌のあるちょっとおっちょこちょいな感じです。
憎めないやつ、です。

そんなローリーポーリーは、ある日人間の女の子が置いていった絵本をふと見てみました。
その綺麗な絵をひと目見て、すぐに絵本が好きになってしまいました。

そんなローリーポーリーを見たドラゴンおばあちゃんは、ローリーポーリーに字の読み方を教えてくれました。
絵本を読みたくて仕方がないローリーポーリーはすぐに文字が読めるようになりました。

ローリーポーリーは絵本ばかり読んでいたので、本業の人間を脅かすことをサボるようになります。
そんなローリーポーリーはモンスター村長に怒られてしまいます。

怒られてもやはりローリーポーリーは絵本を読むのが止められませんでした。
ドラゴンおばあちゃんはそんなローリーポーリーに、絵本をたくさん持ってきてくれました。

ローリーポーリーの所へ他のモンスター達もやってきて、ローリーポーリーの読み聞かせを熱心に聞くようになりました。
その中にはモンスター村長の姿も!

みんな絵本の世界に浸って大満足でした。

ローリーポーリーは絵本を置いていった女の子のことを考えていました。
女の子が絵本を落としていった木の側に、絵本と宝物のハート型の石を置いて…。

息子の反応です

人間を驚かすローリーポーリーは嫌いで、絵本を読むのが大好きなローリーポーリーは好きだそうです。

子供も良い子が好きなのですね。

私の感想です

絵本のほとんど全てのページに小さいモンスターが描かれています。
それが何とも可愛いです。

知的さとは無関係のように見えたモンスターでした。
でも本当は創造力を働かせることが得意だったのです。

子供達も同じだと思いました。
絵本の絵をじーっていることもあります。
毎日「読んで!」と言います。

子供は創造力が高いですよね。
そんな子供達と絵本を読むことは私の楽しみでもあります。
寝る前に読むのでとても眠いですが。

この絵本を読んで、もっとたくさん子供達に絵本を読んであげたくなりました。

「福笑い」はこんな感じでした

口が2つになってしまい、絵本に登場する「ふたつ頭モンススターみたい!」と言って気に入っていました。
「変顔」大好評です。

「福笑い」はキャノンの無料ダウンロード素材サイトからプリントアウトしました。

http://cp.c-ij.com/jp/contents/CNT-0011016/index.html

目や口などのパーツは少し固めの紙で補強しました。

最後に

モンスターのような子供達ですが、知的なことや創造力は人として持って生まれたものなのですね。
絵本を通してそのようなところをもっと磨いていけたら、と思いました、