宮原知子選手の2018-2019の衣裳について調べてみました。
昨年の和の雰囲気から一変して今期はシンプルだけどゴージャスになっています。
衣裳は曲のイメージから作られますので、曲についてもまとめました。
【宮原知子】2018の衣装について
ショートプログラム
さっとん pic.twitter.com/DwISNCBhOD
— 結輝(ゆき)🍀Origin✨Otonal🍁🍄 (@yuz_StayHealthy) 2018年12月7日
宮原知子選手のショートプログラムの衣裳はホワイトです。
ショートプログラムの曲はパトリシア・カースの小雀に捧げる曲(振り付けはローリー・ニコル)。
でもショートプログラムでは歌は入っていません。
この曲はフランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの生涯を描いたものです。
この曲は当初エキジビジョンの曲と考えていて携帯にも入れるほどお気に入り。
また振付師のローリー・ニコル氏からも『体が曲に乗っている感じがする』と勧められました。
そんな出会いのある曲なのです。
小雀は本来はこがらと読み、こがらという鳥も実在します。
エディット・ピアフは身長が147cmととても小柄な女性で、小鳥ちゃんなどと呼ばれていました。
小さくて可愛らしい女性だったのですね。
ですので日本ではこすずめ読みます。
宮原知子選手の衣裳は全体的に可愛らしくなっています。
スカートは前はタックが入っていいて、丸みがあり柔らかい印象。
こすずめイメージしているのでしょうね。
後ろはひらひらしているので見栄えがあります。
上半身はオフショルダーでビジューではなくレースで可愛らしいです。
曲はピアフの生涯ということなので壮大なイメージですが、小柄なピアフの可愛さを宮原知子選手本人が体現しているのだと思います。
小さな体だったけど愛と歌に情熱を捧げ精一杯生きたピアフがイメージできる衣裳ですね。
フリープログラム
【NHK杯 #宮原知子 🇯🇵】
ショートプログラム 76.08 🥈
フリースケーティング 143.39 🥈
合計得点 219.47 🥈#フィギュアスケート #figureskate👇インスタ、フィギュアアカウントはこちらhttps://t.co/EtKiT7AE1L
👇総合アカウントもチェックhttps://t.co/zi8bZ5r2m1 pic.twitter.com/5vxtrjTQUY
— スポーツナビ フィギュアスケート編集部 (@sn_figure) 2018年11月12日
宮原知子選手のフリープログラムの衣装はブラックです。
フリープログラムの曲はブエノスアイレスの冬/インビエルノ・ポルテノ(アストル・ピアソラ作曲)。
「ブエノスアイレスの冬」はその3番目になります。
ピアソラは「ブエノスアイレスの四季」という連作を創っていて、その順番は夏→秋→冬→春。
なぜこの順番かというとピアソラはアルゼンチンの出身で、アルゼンチンは南半球にあり、1年の始まりは夏だからという理由です。
2011年には高橋大輔さんも使用した曲です。
振り付けはトム・ディクソンになります。
宮原選手はこの曲を「情熱的で格好いいイメージ」と言っていますが、確かにそうですよね。
とても人気のある曲で三浦一馬さんや高嶋ちさ子さん、大萩康司さん、福田進一さんなど多くの日本人もカバーしています。
衣裳もショートプログラムとは違い、タンゴらしくセクシーで大胆な衣裳になっています。
左側のみ大きくカッティングされているし、背中のデザインも凝ったデザインで目を引きます。
ビジューもシンプルに入っていますが、なんだかとてもゴージャス、とくに背中が素敵です。
さらにスカートの内側にはくすんだグリーンも入ってます。
大人の女性を表現していますね。
エキジビジョン
Satoko Miyahara 🇯🇵
.
Ladies – Grand Prix Final#gpfigure #FigureSkating #GrandPrixFinal#SatokoMiyahara #宮原知子 pic.twitter.com/8F9nnebr7m— edeaskates (@edeaskates) 2018年12月6日
宮原知子選手のエキジビジョンの衣裳はホワイトです。
でもショートプログラムのホワイトととはイメージが違っていて、ビジューがたくさん散りばめられているせいか透明感のあるホワイト。
エキジビジョンの曲はシルクドソレイユのキュリオスです。
衣裳はとても大人っぽいですが、ビジューやフリンジが付いていてとても遊び心があります。
とてもよく考えられている衣裳だと思いました。
【宮原知子】衣装のデザイナーは?
衣装のデザイナーは羽生結弦選手や紀平梨花選手、宇野昌磨選手など数多くのフィギア選手のデザインから製作まで手がける伊藤聡美さんです。
【伊藤聡美の略歴】
●日本の高校を卒業
●服飾専門学校のエスモードジャポン卒業
●2008年:神戸ファッションコンテストで特選を受賞
●英ノッティンガム芸術大学に留学
●チャコット社でにてィギュアスケート衣装を担当
●2015年:独立
チャコットは日本企業でバレエやダンス衣裳などを手がけている会社です。
元々フィギアに興味のあった伊藤聡美さんはフィギアの衣装を作りたくてこの会社に入社されました。
ご本人の服は黒が多いそうですが、色彩豊かなフィギアの衣装を作るために美しい芸術や自然などに触れる機会を多くしているとのこと。
そういったインプットがやはり必要なのですね。
衣装については選手によってデザインまで描いてくる人もいれば、イメージだけ伝えてデザインはおまかせという人までさまざま。
宮原知子選手はデザインまで細かく描いてくるそうです。
しかも大胆なデザインで豪華な装飾が特徴とのこと。
そんなふうに選手本人がデザインすることでまた違った衣裳ができるのです。
だから宮原知子選手の衣裳はあんなに素敵に見えるのですね。
【衣裳製作リポート】フィギュアスケート選手 宮原知子さんのエキシビジョン用衣裳を製作させていただきました!「アランフェス協奏曲」に合わせた深紅のバラがポイント。宮原選手の美しいスケーティングを際立たせる純白のレースを使用し、大人っぽく仕上げました。 #宮原知子 #NHK杯 pic.twitter.com/fnod2uclBN
— チャコット新宿店 (@ChacottShinjuku) 2017年11月13日
【宮原知子】宮原知子の衣裳の評価は?
宮原知子選手の衣装についてはやはり評価がとても高くなっています。
誰が見ても素敵。
宮原選手の感性が高いのでしょうね。
「続く宮原知子さんもすごく綺麗〜清楚な雰囲気と衣装が素敵」
「宮原知子さん、ざっくり背中のあいたお衣装、大人っぽい、お色も素敵✨とても似合ってる(^ ^)楽しみー」
「宮原知子、点数なんかでは計れない、優雅な舞、線の儚さと力強さ。どれだけの努力のあと… シャンパン色の衣装も髪も完璧でした。感動をありがとう 」
「宮原知子の 衣装が 色っぽい~🎶」
「宮原知子選手の衣装ぐうかわいい……ウェディングみたい」
さいごに
宮原知子選手の衣装は自分でデザインまでしています。
だからあんなに凝ったデザインで他にはない衣装なのです。
曲が始まる前のリンクに立つ姿で彼女の世界が衣装とともに伝わってくるよう…。
そんな素敵な衣装を見ているだけでうっとりしてしまいます。
「チャレンジするシーズンにしたい」という宮原知子選手の目的も叶うといいですね。