今理系脳が大切と良く耳にしますが、どんなことをすれば理系脳になれるのでしょう。
理系脳は親の遺伝が強いとも言われ落ち込まれる方もいると思います。(うちの子もそうです)
お子さん自らレゴなどで遊んでくれる場合は「この子は理系脳だな」と思えますが、そうでない場合やはり心配ですよね。
そんな理系脳ぽくない子供に、理系脳を身につけさせる簡単な方法とはどのようなものなのでしょうか?
理系脳とはこんな思考のことです
理系脳とは、
『私の考える理系脳というのは、理系思考を持っているということです。理系思考とは「分からないことに直面したときに、自分の力で論理的に考え、試行錯誤しながら発展させていく」能力のこと。決して数字や図鑑に関心が高い=理系思考が強いという意味ではありません。』
つまり自分の頭で考えて、さらにアイデアも思いつくことです。
自分の子が「自分の頭で考えられる子」になったらいいな、と思います。
遊びや日常の声かけ次第で理系脳を作ることもできるようです。
指を使った遊びが大切

数学に強くなるおもちゃもいろいろ売られています。
有名なおもちゃは
●木の積み木
●レゴ
●ピタゴラスプレート
●アルゴ
などです。
特に木のシンプルな積み木は子供にとってとても大切なおもちゃで、数も1000個ぐらい揃えた方が良いとも言われています。
でもお金をかけなくてもすぐにできる遊びもたくさんあります。
●折り紙
●粘土
●あやとり
●指編み
●お絵かき
特に折り紙は使いやすいですね。
図形の勉強になります。
折って「線対称」、広げて「図形展開」など学べます。
図形で大切なことは「見えないものを見ようとする力」であると言われています。
そしてこの力は理系脳にも必要です。
棋士の藤井聡太さんも幼児の頃は「キュボロ」というおもちゃでよく遊ばれていたようですが、このおもちゃはまさしく「見えないものを見ようとする力」が必要となります。
お家にキュボロがなくても、折り紙でもその力は養えますので、是非いろいろ作ってみたいですね。
お子さんが小さい時や、いまいち折り紙に興味を持ってくれない、と言うこともあるかもしれません。
そんな時はお母さんが楽しそうに一人で折っている姿を見せるだけでもいいのです。
何個かの折った折り紙を開いて「これは何の形だと思う?」なんていうクイズも楽しめそうです。
また折り紙は手先を使うので脳が刺激され、集中力と思考力が身につき、その積み重ねが将来の理系脳の土台になっていきます。
モンテッソーリ教育でも「集中と繰り返し」が幼児期には大切と言われています。
集中して何度もやることが脳を育てるために必要なことなのです。

女の子なら指編みで小物をやアクセサリーを作るのも素敵です。
また台所用のスポンジも毛糸を使って指編みで作り、子供用のスポンジにして食器洗いのお手伝いをしてもらう、というのもいいですね。
でも毎回だとお母さんも台所仕事がスムーズに進まないので、お休みの日や時間に余裕のある日などにお願いするのもいいかもしれません。
粘土は手先を使う上に、頭でイメージした物を現実に作るという想像力も必要です。
創造力を働かせ、手先を使って集中して作ることができる優れモノが粘土なのです。
この粘土も数が多いほど良いようです。
子供の創造力を広げるためには、ある程度の量を揃えることも大切です。
日常生活に数字を取り入れる

毎日の生活にも数字を意識して取り入れると数字に興味を持てるようになります。
●「車がたくさんあるね」→「1,2,3…」と数えてみる
●「もう少しでお出かけするよ」→「あと〇〇分でお出かけするよ」
もう少し難しいことも伝えます。例えば
●「地球上で今寝ている人は何人いるかな?総人口70億人で、寝ている時は24時~6時とすると24分の6、つまり70億人のうち4分の1の人が今寝ているね」
このような話は難しいのですが、このような話をしていくと子供が数字を当然のように思えるようになります。
なんでも数字に置き換えて、子供が数字に敏感になれる手助けをしてあげたいですね。
ちなみにこの「地球上で…」という話は「フェルミ推定」と呼ばれ、Googleなどの入社試験にも出されています。
読解力も必要
日本語を正しく使えることも、将来的には問題集を解くために必要です。
幼児期ならとにかく絵本を読んだり、お子さんが疑問に思ったことを大人が丁寧に詳しく説明してあげるなどが良いと思います。
中には会話が苦手なお母さんもいられると思います。(私もそうです)
そんな時は絵本の世界を題材にして日常で取り入れることもいいですね。
親子で知識を増やしていけますよ。
https://kiiroihiyoko.com/1492.html
最後に
子供を理系脳にするには毎日の遊びや声かけが大切になります。
●積み木や折り紙など手を使った遊びをする
●日常的に数字を使い具体的に表現する
●読み聞かせなどで読解力を身につける
子供が慣れてくるまではお母さんも一緒に遊ばなければならないので大変ですが、少しでも一緒の時間を作って子供の理系脳を育てていきたいですね。
https://kiiroihiyoko.com/3868.html